南海・高野山の2駅に短冊付き風鈴がお目見え
2021年06月23日 19時00分
南海電鉄は、ことし(2021年)の夏も、利用客に涼(りょう)を届けようと、高野山(こうやさん)の2駅に風鈴を飾るおもてなしを始めました。
風鈴は、高野町(こうやちょう)の南海高野線・極楽橋(ごくらくばし)駅と、高野山ケーブルカーの高野山駅に設置されています。
風鈴には南海沿線の子どもたちが書いた短冊がくくられていて「はやく新型コロナウイルスが収まりますように」とか「やさしい人になれますように」といった願い事がつづられています。
きょうは、梅雨の晴れ間で日差しが強かったものの、時折、ゆるやかな風が極楽橋駅のホームを吹き抜けると、ガラスの風鈴からカランカランと涼しげな音色(ねいろ)が聞こえていました。極楽橋駅の駅員は「森林に囲まれ普段は静かな駅ですが、風鈴の音がより趣(おもむき)を感じさせます」と話しています。
風鈴は8月18日まで飾られていますが、極楽橋駅と高野山駅、それに南海加太(かだ)線の加太駅には、8月1日まで短冊の記入台がそれぞれ設けられ、訪れた人が自由に願い事を短冊に書いて投函できるようになっています。2週間ごとに短冊は交換され、終了後は「高野の火まつり」のお焚き上げで奉納されます。
また高野山駅では、8月15日までの土曜と休日、それにお盆期間は駅員が作務衣(さむえ)で勤務します。