国勢調査速報・和歌山県の人口92万3千人に
2021年06月17日 16時07分
去年(2020年)行われた国勢調査の速報値がこのほど発表され、和歌山県の人口は、去年10月1日現在で92万3033人と、前回・2015年の調査の時より4万人あまり減少し過去最大の減少幅になりました。
国勢調査は、総務省統計局が5年ごとに行い、今回は、去年10月1日現在の日本全体の人口や世帯数などを調べてまとめたものです。
このうち和歌山県の人口は、92万3033人となり、前回・2015年の96万3579人と比べて40546人、率にして4・32%減少し、過去最大の減少幅を更新しました。
減少数が4万人、減少率が4%を超えるのは初めてで、1985年の調査以降続く減少傾向に拍車が掛かっています。
県内30市町村別でみると、前回の調査から5年間で人口が増えたのは1市2町で、岩出市(いわでし)の541人が最も多く、次いで上富田町(かみとんだちょう)の251人、日高町(ひだかちょう)の32人でした。ほかの27市町村は人口が減少し、減少数が最も多かったのは和歌山市の7296人、次いで田辺市の4864人、紀の川市の3760人などとなりました。
世帯数は、県全体では39万4455世帯で、こちらは5年前の前回より2123世帯、率にして0・54%増加しました。1世帯あたりの平均人数は2・34人で前回より0・12人減少し、少子高齢化などによる世帯人数の減少が依然として進んでいます。
今回の国勢調査の確定値は、ことし(2021年)11月に公表される予定です。