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再生エネルギー100%で運行、高野山ケーブルカー

2021年06月06日 14時21分

社会経済

南海電鉄の高野山(こうやさん)ケーブルカーは、今月(6月)1日から、動力源のすべての電気を太陽光などの再生可能な自然エネルギーに基づく電気に切り替えて、運行を始めました。

南海電鉄によりますと、国内のケーブルカーが再生エネルギー100%で運行するのは初めてで、これにより、年間の二酸化炭素排出量をおよそ60トン削減できるということです。

高野山ケーブルカーは、南海高野線の極楽橋(ごくらくばし)駅と、世界遺産・高野山の玄関口の山上駅、高野山駅との間、およそ800メートル、高低差320メートルを結んでいます。運行に必要な電力に関し、太陽光や水力、風力発電による電力を取り扱うことができる関西電力のプランを取り入れました。

南海電鉄は、大阪・高石市にある南海本線・羽衣(はごろも)駅に太陽光発電設備を造るなど、環境保全に力を入れ、高野山ケーブルカーでは、おととし(2019年)3月、エネルギー効率が高いスイス製の新型車両を導入しました。

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