カローラ和歌山・紀美野町で買い物支援実証実験
2021年05月27日 18時22分
和歌山市に本社のあるトヨタカローラ和歌山は、きょう(27日)から紀美野町(きみのちょう)の長谷毛原(はせけばら)地区で、65歳以上の高齢者や障害者の買い物を支援するボランティアドライバーによるサービス「きみのり」の実証実験をスタートしました。
これは、トヨタカローラ和歌山と、紀美野町の「なかモーター自工」、それに地域支援組織「元気長谷毛原会(げんき・はせけばらかい)」が、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金と、日本自動車販売協会連合会の資金助成を受け、買い物難民対策事業の実証実験としてきょうからスタートした取り組みです。
「きみのり」サービスは専用の2台の乗用車を使って、毎週木曜日の午前と、土曜日の午前と午後の3回行われ、長谷毛原地区の一部の65歳以上の高齢者や障害者をスーパーマーケットなどに無料で送迎するもので、利用には事前の予約が必要です。実証実験の期間は、来年(2022年)4月までの11か月間です。
サービス初日のきょうは、紀美野町毛原宮(けばらみや)の旧・長谷毛原中学校の広場で、寺本光嘉(てらもと・みつかず)町長らが出席して報道関係者向けの発表会が開かれ、実証実験のスタートを祝いました。
人口400人あまりの長谷毛原地区は、ほとんどが65歳以上の高齢者で占められ、幹線道路から離れ、スーパーマーケットも遠いため、高齢者や障害者の買い物が困難な状況です。
トヨタカローラ和歌山では、今後、段階的にエリアを拡げ、長谷毛原地区全体で展開する方針です。