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【新型コロナ】高齢女性2人死亡・あらたに3人感染・新宮保健所管内の死亡は初めて

2021年05月23日 17時40分

福祉・医療

和歌山県は、きょう(23日)新型コロナウイルスに感染して入院していた80代と90代の女性2人が死亡したと発表しました。また、あらたに、いずれも和歌山市在住で20代の男性1人と40代の男性2人の3人が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。これで県内の死者は39人に、累計の感染者数は2563人となりました。

新規感染の記者発表を行う野尻技監(5月23日・和歌山県庁)

死亡した2人のうち、80代の女性は新宮保健所管内在住で、今月(5月)1日に陽性者と接触後、15日に発症し、20日に救急搬送で入院しました。女性はすでに低酸素血症や肺炎のほか、複数の基礎疾患もあり、おととい(21日)には呼吸困難に陥り、きょう午前8時50分、新型コロナウイルス感染症による呼吸不全で死亡しました。新宮保健所管内での死者は初めてです。

また、クラスターとなった和歌山市内の病院の入院患者だった90代の女性は、先月(4月)28日に発症し、PCR検査で陽性とわかり、はじめは症状が安定していましたが、今月2日から高熱や肺機能の悪化がみられ、次第に呼吸不全に陥り、きょう午前11時15分、新型コロナウイルス感染症で死亡しました。この女性も複数の基礎疾患があったということです。

一方、きょうあらたに感染が判明した和歌山市在住の男性3人のうち、40代の会社員は今月15日に京都へ出掛けていましたが、20代の無職と40代の自営業の2人は、不特定多数の人と会った可能性はあるものの、県外には出掛けていないということで、全員症状は安定しています。

このほか、きょうまでに11人が退院し、入院している人は155人となりました。このうち、酸素投与の必要な重症者は42人です。

さらに、これまでの感染者のうち、あらたに16人が変異ウイルスへの感染がわかり、県内の変異ウイルス感染者は706人となりました。

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