中紀・紀南で大雨(21日午後4時30分現在)

2021年05月21日 19時20分

災害・防災

梅雨前線と前線上の低気圧に向かって温かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となったことから、和歌山県では、昨夜(20日)からけさ(21日)にかけて大雨となりました。

和歌山地方気象台によりますと、きのうの降り始めからきょう午後2時までの雨量は、田辺市龍神村(りゅうじんむら)の護摩壇山(ごまだんざん)で274ミリ、田辺市龍神村龍神で235ミリに達し、いずれも5月としては観測史上最高を更新しました。

このほか、田辺市中辺路町栗栖川(なかへちちょう・くりすがわ)で167ミリ、有田川町清水(ありだがわちょう・しみず)で162・5ミリなどとなっています。

県・災害対策課によりますと、これまでにケガ人などの情報は入っていません。

この大雨で、みなべ町では全域にレベル4の避難指示、田辺市では全域にレベル3の高齢者等避難情報がそれぞれ出されましたが、午後0時47分までにすべて解除されました。

日高川町熊野川(くまのがわ)の国道424号では土砂崩れが発生し、一時、片側交互通行になりました。

田辺市新庄町(しんじょうちょう)では、市道のアンダーパス3か所が冠水し、一時通行止めになりました。

日本航空の南紀白浜・羽田便は、きょう正午・羽田発の215便と、午後1時45分・南紀白浜発の214便の1往復が欠航となりました。

関西電力によりますと、和歌山市と海南市の一部で一時停電が発生しました。

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