【新型コロナ】和歌山市ワクチン5回分廃棄
2021年05月16日 15時56分
和歌山市は、きのう(15日)、高齢者向け新型コロナワクチンの接種で、薬剤液の不足が判明したため、安全性を考慮し、この薬剤での接種を行わず、廃棄したと発表しました。廃棄されたのは、5回分(5人分)です。
和歌山市によりますと、14日に、市内の医療機関で、ワクチンの希釈や注射器への充てん作業をしていたところ、本来5回分に使用できる薬剤液が、注射器5本分に満たないことがわかりました。そのため、もとの薬剤液が不足していた可能性や、希釈後の薬剤液が、規定の濃度に達していない疑いが生じたことから、この薬剤を使った対象者への接種を行わず、保健所に報告しました。保健所では、安全性を最優先し、5回分にあたるこのワクチンの廃棄を指示しました。
これを受け、市では、ワクチン接種を行うすべての医療機関に対し、改めて、ワクチンの管理の徹底を指示しました。