万博関連の情報<発信:和歌山県>

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【新型コロナ】県内28人感染 あらためて早期受診を

2021年05月13日 19時38分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(5/13)、県内で新たに90代の男性1人が死亡し、中学生から80代までの男女28人が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。これで、死亡した人は35人となり、県内の感染者数は亡くなった人を含めて2442人となりました。

記者会見する野尻技監(2021年5月13日・県庁記者会見室で)

県によりますと、死亡したのは、和歌山市に住む90代の男性で、同居家族が感染確認された後、先月19日に発症し、PCR検査で陽性が確認され入院していました。この男性には、肺炎像があり、酸素投与の治療を受けていましたが、今月3日から徐々に症状が悪化し、きょう、新型コロナウイルス感染症肺炎で亡くなりました。男性には、基礎疾患がありました。

一方、きょう新たに感染が確認された28人のうち、兵庫県在住の30代の男性は、クラスターとなった和歌山市の高齢者グループホーム「けあビジョンホーム和歌山加太」の職員で、このクラスターの人数は20人となりました。

また、すでに50代の男性放射線技師の感染が判明している和歌山市内の医療機関で新たに20代と30代の女性看護師あわせて3人の感染が判明したほか、岩出保健所管内では、今月2日に38度の発熱があったにもかかわらず医療機関を受診しないまま、中学生や高校生を含む、同居家族や別居家族に感染を広げたとみられるケースがありました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「大変、残念」と述べ、あらためて症状が出たら早めに受診するよう呼びかけました。

県内の病床470床に対し、きょう現在の入院患者は225人で、病床の利用率は、きのうよりやや上がって47・9%となっています。

また、政府が示した感染状況の指標の一つ、直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が14・9人、酸素投与が必要な重症者は44人となり、いずれもきのうを上回っています。

きょう新たに感染が確認された28人の保健所別の内訳は、和歌山市が12人、岩出が9人、海南と橋本が3人ずつ、兵庫県が1人となっています。

なお、これまでに感染が確認された人のうち、新たに16人が変異ウイルスの感染とわかり、県内で確認された変異ウイルスの感染者数は、586人となりました。

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