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【新型コロナ】不要不急外出区域を全県に拡大・仁坂知事「今は最悪の状況」

2021年04月21日 19時12分

政治社会福祉・医療経済

新型コロナウイルスの感染第4波を受け、紀北地域の住民に対して不要不急の外出を自粛するよう求めている和歌山県は、感染が中紀・紀南にも広がっているとして、きょう(21日)から対象を県内全域に広げるとともに、外出自粛の期間を来月(5月)9日まで延長することになりました。加えて、感染防止策が徹底されないイベントや、デパートや遊興施設、小売店などでのイベントやバーゲンの開催などの延期や自粛も求めることになりました。

県全域に外出自粛拡大を呼びかける仁坂知事(4月21日・和歌山県知事)

先月(3月)14日から和歌山県で新型コロナウイルスの感染第4波が始まってから、連日、新規感染者が2けた台で推移していて、クラスターの発生も相次ぎ、入院可能な病床400床のうち、8割以上が埋まるなど、医療体制のひっ迫が懸念されています。

県では、今月14日、和歌山市や橋本市など紀北地域の住民に不要不急の外出自粛を求め、感染拡大防止を試みましたが、収まりが見られず、御坊や田辺の保健所管内でもクラスターが発生したことなどから、きょうから外出自粛の範囲を県内全域に拡げるとともに、今月25日までとしていた期間も、大型連休後の来月9日まで延長しました。

仁坂吉伸知事は「今月25日までにはとうてい収束できない。変異株の拡大も想像を絶する状況だ」と述べ、外出自粛の範囲と期間の拡大に協力を強く求めました。その上で「今は最悪の状況。コロナに負けかけて必死で頑張っている。保健医療行政だけでは防げない。県民にも最大の協力をお願いする」と訴えました。

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