和歌山城天守閣にこいのぼり「逆風に向かう勇気を」
2021年04月20日 19時24分
和歌山市の和歌山城天守閣に、ことし(2021年)もこいのぼりが揚がりました。
これは、5月5日のこどもの日を前に、子どもの健やかな成長を願うため、和歌山市が毎年この時期、和歌山城天守閣の中庭にこいのぼりを揚げているものです。例年ですと、市内の園児が参加して歌を歌ったりしながら楽しげに行われますが、去年(2020年)ことしと、新型コロナウイルスの影響で子どもは参加しませんでした。
ことしは、2012年と去年の2回にわたってこいのぼりを寄贈している、和歌山市本町(ほんまち)の人形専門店「をぐらや」の森田亨弘(もりた・たかひろ)社長が来賓として招かれ、和歌山城整備企画課の本田雅彦(ほんだ・まさひこ)課長らとともに、全国有数のこいのぼりの産地・埼玉県行田市(ぎょうだし)で製造されたこいのぼりを揚げました。快晴のもと、こいのぼりは、ツツジの花が咲き誇る和歌山城をバックにゆったりと泳いでいました。
をぐらやの森田社長は「新型コロナで大変な時ですが、天守閣に揚がったこいのぼりを見て、少しでも季節を感じてもらえたら。こいのぼりは必ず逆風に向かって泳ぎます。その姿から勇気が伝わったら良いですね」と話しています。
こいのぼりは5月5日まで揚げられます。