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【新型コロナ】高齢者ワクチン接種・和歌山市ではじまる

2021年04月12日 20時12分

政治福祉・医療

高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種が、きょう(12日)から全国で始まり、和歌山県内では、和歌山市内の医療機関でワクチン接種が行われています。

新型コロナワクチン接種のもよう(4月12日・和歌山市黒田)

和歌山市内では高齢者およそ11万人が対象で、市内116の医療機関で先着順で予約した人から接種が行われています。

このうち、和歌山市黒田(くろだ)の米満(よねみつ)内科では、初日のきょう、6人の高齢者が米満賛(よねみつ・あきら)院長の問診後、ワクチンの接種を受け、そのあと副反応などが出ないか、経過観察のため別室で15分ほど待機しました。

接種を受けた、いずれも和歌山市の69歳の男女は「痛みはそんなに感じず、接種できてほっとしました。これという治療法がまだないので、ワクチンだけが頼りないま、出来るだけ早く接種したいと思いました」と話しています。

和歌山市によりますと、きょう午後4時現在、ワクチンを接種した26人に副反応などは報告されていません。

ワクチン接種を視察する尾花和歌山市長(右)

きょうの接種のもようを視察した和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は「ワクチンの配分量が少なく予約が殺到しているが、今月(4月)中旬には予約受け付けを再開できる見通しで、来月(5月)中旬には多くのワクチンが確保出来るので、高齢者には是非接種して欲しい」と話しています。

その上で尾花市長は、和歌山市内などでカラオケによるクラスターが相次いでいることから、市民に改めて「ワクチンを打ったからといって安心せず、引き続き、仲間とのカラオケや、大阪など感染拡大地域への不要不急の外出は控えて欲しい」と述べ、感染防止対策の徹底を呼びかけています。

接種前の問診を行う米満院長(奥)

また、米満院長も「緊急事態宣言の時は自粛をしていたが、解除後、気の緩みが見られるのではないか。個人や家庭での感染予防対策は欠かせない」と述べ、市民に油断しないよう求めています。

県内では、きょうの和歌山市を皮切りに、来月にかけて、順次、各市町村で高齢者向けのワクチン接種が行われる予定です。

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