【新型コロナ】新たに28人、クラスター新たに2例
2021年04月11日 18時34分
和歌山県では、きょう(11日)、新たに、幼児から100歳代までの男女28人が、新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。和歌山県が発表したもので、居住地域別では、和歌山市が20人、岩出保健所管内が4人、橋本保健所管内が2人、御坊保健所管内と田辺保健所管内がそれぞれ1人となっています。
県では、また、新たに、和歌山市古屋(こや)のカラオケ店「歌謡スタジオKOYA(こや)」と、岩出市金池(かないけ)の介護付き高齢者施設「バナナホーム金池(かないけ)」の2か所でクラスターが発生したと発表しました。県内のクラスターは37となりました。そして、県では、「歌謡スタジオKOYA」を先月(3月)26日から今月(4月)6日までの間に利用した人について、保健所への連絡を呼びかけています。
また、県では、県庁総務部の職員1人の感染が確認され、同僚職員の検査と職場の消毒をしていることを明らかにしました。
県内での累計感染者数は、死亡した18人を含め1549人で、この日までに14人が退院したため、現在、入院しているのは240人です。また、このうち重症者は24人となっています。
この日は、新たに変異株ウイルスの感染者は確認されませんでした。県内の変異株ウイルス累計感染者は151人にです。
一方、県内の人口10万人あたりの感染率は、過去最高の21・5%で、中でも和歌山市は32・3%と急増しています。
県では、特に、カラオケ喫茶関係でのイベントで、換気の悪い密集した空間で感染したことをきっかけに、高齢者を中心に感染が広がっている一面があるとして、家族以外とのカラオケの自粛を呼びかけるとともに、大人数での密集した会食の自粛など、感染予防対策の徹底を訴えています。