聖火リレー和歌山県2日目・橋本市に無事到着し奈良県へ
2021年04月10日 22時25分
東京オリンピックの聖火リレーは、2日目のきょう(10日)和歌山市をスタートし、岩出市(いわでし)や高野町(こうやちょう)などを経由して、夕方、ゴールの橋本市(はしもとし)運動公園に到着し、2日間の日程を無事に終了しました。
2日目の出発式は、和歌山市の和歌山城前で行われ、2012年ロンドンオリンピック・体操男子団体総合の銀メダリストで、田中3きょうだいの兄・田中和仁(たなか・かずひと)さんがトーチを掲げて走りました。
田中和仁さんは「和歌山城を見ながら走る貴重で楽しい時間でした。コロナ禍で大会に備える選手たちが良いパフォーマンスと成績を残せるよう頑張って欲しい」とエールを送りました。
このあと聖火は、岩出市、紀の川市、かつらぎ町、高野町を巡ったあと、夕方には橋本市運動公園多目的グラウンドに到着し、上富田町(かみとんだちょう)出身の歌手・坂本冬美(さかもと・ふゆみ)さんから、和歌山県最終ランナーで1992年バルセロナ大会から3回連続で出場し「ミスターアマ野球」と呼ばれた九度山町(くどやまちょう)出身の杉浦正則(すぎうら・まさのり)さんにトーチが渡されゴールしました。
坂本冬美さんは「感無量です。オリンピックの成功を祈りながら走りました。この経験を通して感動を伝えられる歌手になりたいです」と話していました。
2日間にわたって紀伊半島を一周した和歌山県の聖火リレーは無事に終了し、あす(11日)からは奈良県に入ります。