きょう（１５日）午前０時２６分ごろ、和歌山県北部を震源とする地震があり、湯浅町で震度５弱を観測しました。この地震による津波の心配はありません。

気象庁によりますと、震源地は和歌山県北部で、震源の深さはおよそ１０㎞、地震の規模を示すマグニチュードは４．６と推定されています。

各地の震度は、下記の通りです。

○震度５…湯浅町

○震度４…広川町、有田川町

○震度３…海南市、有田市、御坊市、美浜町、日高町、由良町、日高川町

○震度２…和歌山市、橋本市、紀の川市、紀美野町、みなべ町、田辺市、新宮市

○震度１…岩出市、かつらぎ町、九度山町、高野町、印南町、白浜町、上富田町、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、北山村、串本町

この地震を受け、政府は総理大臣官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置しました。湯浅町役場によりますと、町内でこの地震によるけが人や事故の情報は入っていないということです。町役場でも対応しています。また和歌山県によりますと、午前０時半現在、けが人やインフラ被害などの情報は入っていません。

震度５弱を観測した湯浅町の地元消防にも同様に、午前０時半現在、けが人などの情報は入っていないということです。また湯浅町にある湯浅警察署と、隣接する有田市の有田警察署によりますと、きょう（１５日）午前１時現在、いずれの管内でも、けが人などの情報は入っていないということです。また、和歌山市内にある和歌山西・和歌山東・和歌山北の各警察署にもけが人などの情報は入っていないということです。

JR西日本と南海電鉄にも被害の情報は入っていないということです。NEXCO西日本などによりますと、和歌山県内の阪和自動車道と湯浅御坊道路、紀勢自動車道、京奈和自動車道、那智勝浦新宮道路は、いずれも規制などはなく通行は可能です。

和歌山県は、本庁と海草・那賀・伊都・有田・日高・西牟婁・東牟婁の各振興局管内の職員に配備態勢２号を発令しました。

またこれとは別に余震とみられる地震が、午前０時３１分頃、０時４０分頃、０時５９分頃、それに午前２時２５分頃の合わせて４度発生しました。

いずれも和歌山県北部を震源とし震源の深さはおよそ１０㎞で、このうち０時５９分頃の地震は、地震の規模を示すマグニチュードは３．３と推定されます。湯浅町で震度３、広川町、有田川町、日高町などで震度２、などを観測しました。

いずれの地震も、津波の心配はありません。

和歌山県内で震度４以上の地震が発生したのは、先月１５日以来です。