東日本大震災から10年・県庁で黙とうや半旗掲揚
2021年03月11日 19時59分
2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年が経ったきょう(11日)和歌山県内では、犠牲者を追悼するための黙とうや半旗の掲揚が行われました。
このうち、和歌山県庁では本庁舎に半旗が掲揚され、犠牲者への弔意を示しました。
午前10時すぎ、2月定例県議会・予算特別委員会の冒頭、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事ら県の幹部職員や、委員を務める県議会議員ら出席者全員が起立し、黙とうを捧げました。
また、発生時刻となった午後2時46分ごろには、1分間の黙とうを呼びかける館内放送が流され、職員らが起立して目を閉じ、犠牲者の冥福を祈りました。
県・危機管理局の酒井清崇(さかい・きよたか)局長は「10年前のあのとき、同じような津波災害を繰り返し受けてきた我々も慄然(りつぜん)とした。以来、和歌山は津波災害のリスクを抱えた地域だと、知事をはじめ県当局が繰り返し呼びかけてきたが、忘れられがちになる10年だった。これからも啓発を続けたいし、地域の自主防災組織や住民の皆さんにも、同じような意識で取組んで欲しい」と話しています。
きょうは、和歌山市役所や紀陽銀行など、公共施設や企業の玄関先などにも半旗や弔旗が掲げられ、哀悼の意を表していました。