和歌山題材の舞台「火具鎚のうた」3月16日配信
2021年03月01日 21時17分
和歌山を題材にした舞台「火具鎚のうた」が、 今月(3月)16日からYOUTUBEで配信されます。
この事業は、和歌山市が中心となってコロナ禍に文化芸術体験を創出するプロジェクト「WAKAYAMA SOUNDSCAPE」の一環で、先月(2月)、無観客上演の模様が和歌山城公園で撮影されました。
「火具鎚のうた」は、1400万年前に紀伊半島で起きたとされる世界最大規模の火山噴火に着想を得た創作歌劇で、那智の滝や橋杭岩、友ヶ島など、自然が生み出した和歌山の名所が登場します。
物語の舞台は、西暦2100年、世紀末を迎えた未来の和歌山市で、レーザーやLEDパネルなどの最先端機材を駆使した壮大な演出が見どころです。
主人公の3人の高校生を、オーディションで選ばれた和歌山県出身の若手俳優が演じるほか、和歌山児童合唱団や和歌山雅楽会など、総勢およそ100名が出演していて、主人公のキャラクターデザインを、和歌山市出身で、「ゴルゴ13」の作者としても知られるさいとう・たかをさんが担当しました。
先月(2月)26日と27日には、和歌山城西の丸広場の特設ステージで 無観客上演され、その模様を6台のカメラで撮影しました。
今後、編集を加えて配信用の映像を完成させるということです。
主人公の一人を演じる、紀の川市出身の中西弘志さん31歳は、「コロナで気持ちが沈むこともありますが、演劇は、配信などの工夫で乗り越えられる部分があると思います。この作品が前を向くきっかけになってほしい」と話していました。
舞台「火具鎚のうた」は、今月(3月)16日の正午から動画投稿サイトYOUTUBEで配信され無料で視聴できます。