和歌山城公園 ペンギン舎リニューアルへ
2021年02月24日 20時25分
和歌山城公園動物園では、ペンギンの水中での行動がみられるよう園舎の改修作業が行われています。
改修が行われているのは、童話園にある絶滅危惧種のフンボルトペンギンの飼育舎で、水中でのペンギンの姿が見られるよう「行動展示」に改めるとともに、老朽化に対応するため、今年1月中旬から実施されています。
今回のリニューアルでは、壁の一部をガラス張りとし、ペンギン舎前の柵を取り払うことで、プールで泳ぐペンギンの様子を、子どもの目線からでも見えるように工夫されています。
また、壁の塗装を、ペンギンの本来の生息地である岩場をイメージした灰色とし、4つの巣箱を設置して繁殖にも力を入れることにしています。
動物園を管理する和歌山市・和歌山城整備企画課企画員の湯川秀明(ゆかわ・ひであき)さんは、「小さいお子さんも、これまでよりも間近でペンギンの行動を見られるようになっているので、観察してもらえるとうれしい。新型コロナウイルスの感染状況をみながら、4月からは動物とのふれあいも全面的に再開しようと考えているので、感染対策をとったうえで、和歌山城公園動物園にお越しいただき、楽しんでいただければ」と話しています。
和歌山城公園動物園では、去年閉園したみさき公園から来た6羽を含む7羽のフンボルトペンギンが飼育されていて、現在は別の飼育舎で展示されていますが、改修が終わった後は、新しい環境での慣らし期間を経て、体調をみながら3月中旬頃から新しいペンギン舎での 公開がはじまる見込みです。