【新型コロナ】県内初確認から1年、感染爆発抑え込むも「対策の徹底を」
2021年02月12日 22時18分
新型コロナウイルスの感染が、和歌山県内で初めて確認されてあす(2/13)でちょうど1年となるのを前に、新型コロナ対策の陣頭指揮にあたってきた県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「これまでは封じ込めてきたが、いつ感染爆発が起きてもおかしくない」と述べ、引き続き、対策を徹底していく考えを強調しました。
県内では、去年2月13日に湯浅町の病院で初めて男性の医師の感染が確認され、その後、この病院は、感染者15人のクラスターとなりましたが、最後の感染が確認されてから2週間経った3月4日に診療を再開しました。
このクラスターの発生以来、県内では、これまでに27のクラスターが確認されていて、累計の感染者数は、きょう2月12日現在、死亡した16人を含め1140人となっています。
県内で初の感染確認からあすでちょうど1年となるのを前に、野尻技監は、きょうの会見で、「早期発見、早期隔離・入院、行動歴の調査を行い、情報を集約・分析し保健所のネットワークを活用して感染拡大防止に取り組んできた。その結果、これまでは、感染の爆発を防いできたが、感染が集団に持ち込まれると、いつ感染爆発が起きるとも限らないので、引き続き対策を緩めるわけにはいかない」と述べ、今後も、感染防止対策を徹底していく考えを強調しました。