冬の企画展示「紀州徳川家 家老 三浦家」わかやま歴史館で開催中(写真付)
2021年02月06日 17時00分
和歌山市の「わかやま歴史館」では、冬の企画展示「紀州徳川家 家老 三浦家」が開かれています。
三浦家は、江戸時代に家老として代々紀州徳川家に仕えた家です。三浦家の歴代当主は、紀州藩の政治や儀式などで藩主をサポートするのが主な仕事で、紀州徳川家から信頼されていました。
今回の企画展示では、紀州藩初代藩主の徳川頼宣に仕えた三浦為春や、江戸幕府8代将軍の徳川吉宗に仕えた三浦為隆にスポットを当てた史料、13点が展示されています。
史料のうち、三浦家がかつて所蔵していたと伝わる、家紋の「丸に三つ引」があしらわれた「具足」と「鉄砲袋」や、三浦為隆と紀州藩の付家老水野忠昭の連名で、和歌山市鷹匠町にある臨済宗禅林寺に宛てた奉書「紀州藩家老連署奉書」、あわせて3点が初公開となります。
和歌山城整備企画課の杉山純平学芸員は「三浦家が和歌山でどのような存在だったかを知ってもらいたい。コロナで他府県に出かけられないこの期間に、地元和歌山のことを知る1つの機会としていただければ」と話していました。
冬の企画展示「紀州徳川家 家老 三浦家~紀州をはなるる事なく補佐し来たりし~」は、わかやま歴史館2階の歴史展示室で来月(3月)15日まで開かれています。時間は午前9時から午後5時半までで、入館料は大人100円、中学生以下は無料です。