今年の節分 豆まき中止、当たりくじ付き福豆配布

2021年02月02日 22時17分

社会

節分の日のきょう(2/2)、新型コロナウイルスの感染が広がらないよう寺院での豆まきの中止が相次ぐ中、和歌山市の和歌浦天満宮では、一年の無病息災を願うどんと焼きが例年通り行われ、当たりくじのついた福豆が配布されました。

和歌浦天満宮では、毎年、節分の日の夜に年男と年女が当たりくじのついた豆をまく節分祭(さい)が開かれ、多くの参拝客が訪れていますが、今年は、新型コロナウイルスの感染を広げないよう節分祭は中止となり、代わって、参拝客が、災いやけがれを移した「人形(ひとがた)」を持参すると、当たりくじのついた福豆を配布していました。

当たりくじのついた福豆をひく参拝客

また、急な階段を下りた参道脇では、どんと焼きが行われ、氏子が、参拝客の持参した破魔矢やお札、しめ縄飾りなどを火にくべて焚き上げていました。

参拝客の女性は、「人形(ひとがた)をおさめにきて正月の飾り物を焚き上げてもらいました。早くコロナが終息してくれれば」と話していました。

和歌浦天満宮の小板政男(こいた・まさお)宮司は、「例年なら、豆まきをして皆さんに福を拾ってもらいますが、今年は、できないので、当たりくじのついた福豆を配りました。コロナが始まって1年。1日も早く、コロナを除去して普段の生活に戻ってほしい」と話していました。

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