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【新型コロナ】「コロナは容易ならざる敵」仁坂知事

2021年01月26日 22時23分

福祉・医療

和歌山県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数がきのう(1/25)、1000人を超えたことについて、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、きょう(1/26)の定例記者会見で、「全力を尽くしても千人を超えてしまった。容易ならざる敵」と述べ、県民には、注意して普通の生活を送るよう呼びかけました。

記者の質問に答える仁坂知事(2021年1月26日・定例記者会見で)

県のまとめによりますと、県内では、年末年始に感染者が急増し、今月20日には、一日の感染者数が最多の24人となり、22日には、入院患者数が最多の149人まで増え、病床の使用率が45%を超えました。

また、年末年始は、若者の感染が増加した一方、先週の新規感染者では、29歳以下の若年層の割合が低下し、中高年層に感染が及んでいて、県は、家族内や職場、施設内で感染が広がっているとみています。

こうした中、仁坂知事は、きょうの会見で、年末年始に県民に対して行った呼びかけについて、「和歌山県では、生活や経済が破壊されないよう、あまり制限しなかった。特に年末年始は、帰省をきっかけに感染したケースが結構あったので、帰省はダメと言わなかったのは少し甘かったかなと思っている」と振り返り、「(呼びかけを)守ってもらっていたが、うつってしまったケースも多く、シャットアウトするのは難しいと感じた」と述べました。

また、きのう県内で確認された感染者数が、1000人を超えたことについて、仁坂知事は、「全国でもトップを争うくらいの保健医療行政を徹底し、医療関係者も頑張ってくれているが、それでも感染者が千人を超えてしまった。容易ならざる敵だと思っている」と述べた上で、「感染リスクは、以前より高まっているので、注意しながら普通の生活をしてほしい」と呼びかけました。

ところで、国の分科会が示した感染状況のステージを示す基準のうち、直近1週間の人口10万人あたりの新規陽性者数は、和歌山市で感染者の急増を示す指標を超えた一方、県全体では、まだ急増の指標には至っていません。

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