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【新型コロナ】新たに20人感染 「コロナを侮らないで」

2021年01月18日 19時23分

福祉・医療

和歌山県はきょう(1/18)、20代から80代までの男女20人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表し、県内で確認された累計の感染者数は885人となりました。きょう現在の入院患者は126人で、人工呼吸器をつけた重篤な患者が2人に増えました。

県福祉保健部の野尻技監(2021年1月18日・県庁記者会見室)

県内で新たに感染が確認された20人のうち、湯浅保健所管内に住む70代の会社経営の男性は、今月8日から気分不良の症状が出ていましたが、10日に大阪へ出かけるなどしていて、11日からは、発熱や全身の倦怠感、食欲低下の症状もみられましたが、医療機関を受診せず、きのう17日になって呼吸困難の状態となり、救急搬送されました。搬送先の病院で新型コロナウイルスの感染が判明し、男性は、そのまま入院して人工呼吸器を装着し、集中治療室で治療を受けていますが、重篤です。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「特に高齢で基礎疾患を持っている人は、新型コロナを侮ってはならない。重症の肺炎に急速に進行するので、症状がずっと続いたり、食欲がなくなったり、息苦しさがある場合には、すぐに医療機関を受診してほしい」と呼びかけました。

このほか、きょうの感染発表では、すでに感染が判明している別居家族の訪問を正月に受けていた田辺保健所管内に住む20代の無職の男性が新たに感染確認されたほか、和歌山市に住む50代の女性会社員のもとには、年末年始の正月休みに、栃木県と神奈川県から別居家族が帰省していました。また、海南保健所管内に住む60代の男性経営者は、今年になってから大阪や名古屋へ仕事で出かけていたほか、和歌山市の30代の男性会社員は、神戸市の会社に勤務していて、県外との関係が感染に結び付いたとみられるケースが依然として多くなっています。

また、すでに感染が判明している男性とマスクをせずに10分程度、一緒にコーヒーを飲んでいた和歌山市の40代の男性会社員の感染が確認されたほか、和歌山市の30代の女性会社員は、すでに感染が確認されている知人や同居家族ら4人で市内のバーを訪れていました。野尻技監は、「マスクを外して飲食しながら会話をするのは危険」と指摘しています。

きょう20人の感染が発表されたため、和歌山県内の累計感染者数は、死亡した11人を含めて885人となりました。

一方、新たに15人が退院して現在の入院患者は126人となっていて、このうち、2人は人工呼吸器をつけた重篤な患者で、ほかに9人が酸素投与を必要とする重症です。

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