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【新型コロナ】新たに12人感染 100歳代も

2021年01月13日 20時29分

福祉・医療

和歌山県はきょう(1/13)、10代から100歳代までの12人の男女が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。県内で確認された累計の感染者数は798人となり、16人が退院したため、現在の入院患者は118人となっています。

和歌山県による記者会見(2021年1月13日・県庁記者会見室)

県内で新たに感染が確認された12人のうち、和歌山市に住む100歳代の無職の男性は、すでに感染が判明している70代の無職の男性と同じ介護サービス事業所のショートステイを利用していました。100歳代の男性は無症状です。保健所が、このショートステイの利用者23人を含む40人余りのPCR検査を進めています。

和歌山市に住む20代の女性は、和歌山県警察本部の運転免許課の事務職員で、和歌山市の運転免許センター内で勤務していますが、県民と接する業務ではないということで、保健所が、念のため、職場の検査を進めています。

湯浅保健所管内に住む40代の女性は、有田川町の職員ですが、勤務状況などから感染拡大の可能性は低いとして、保健所は、いまのところ、職場の同僚に対するPCR検査は予定していないということです。

また、和歌山市では、県内の高校に勤務する男性教職員の感染が確認されましたが、濃厚接触者はおらず、和歌山市に住む20代の保育士については、保育施設内で数人のPCR検査を進めています。

新宮保健所管内では、同じ会社で同じ現場で働いていた40代の男性会社員と60代の男性会社員が、すでに感染が確認されている同じ現場で働いていた60代の別の会社に所属する男性の濃厚接触者としてPCR検査を受け、陽性が判明しました。2人とも正月休みに千葉県に帰省していて、このうち、60代の男性は無症状です。

このほか、きょう感染が確認されたのは、正月に大阪へ出かけていた和歌山市に住む10代の男性会社員、今月10日に田辺保健所管内にある別居家族宅を訪れ発熱などの症状が出た神奈川県在住の40代の男性会社員、それに、県外へは出かけていないいずれも和歌山市在住の20代の無職の女性と20代・40代の男性会社員です。

きょう感染が発表された12人は、全員、入院していて、無症状の2人を除いて症状は安定しています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、きょうの記者会見で、「特に高齢者は基礎疾患を持っていて、きょうも病状の悪化した入院患者がいる。高齢者の感染が増えると、医療機関の負担が増すので、ここでいま一度、医療関係、介護関係の職員やその家族の健康管理を徹底してほしい」と呼びかけました。

記者会見する野尻技監

県内の累計感染者数は死亡した8人を含めて798人で、16人が退院したため、入院患者は現在、118人となっています。このうち、7人が酸素投与を必要とする重症で、この中には、きょうになって、急速に呼吸状態が悪化している患者もいます。

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