あすから「十日戎」・東の宮恵美須神社で福笹づくり(写真付)
2021年01月07日 17時10分
新型コロナ感染症対策で前倒ししてあす(8日)から「十日ゑびす」を始める、和歌山市吉田の「東の宮恵美須神社」では、きょう(7日)縁起物の福笹づくりが行われました。
神社の吉兆殿では、女性たち8人が和歌山市山東で伐採された笹にさいころや小判などを一つひとつ丁寧に飾り付けていました。ことしは、大小あわせて7000本の福笹を用意するということです。
福笹づくりは今年で4年目だという垣口洋美さんは、「縁起物が取れないよう一生懸命作っています。みなさんが笑顔の絶えない、幸せな一年になればいいなと思います」と話していました。
東の宮恵美須神社・責任役員の那須賢二さんは、「コロナの影響がまだ残っていますが、そういった嫌な風潮を笹で吹き払い、良い1年になればいいなと思っています」と話していました。
神社では、福笹に加えて熊手や宝船などの縁起物も1万5000点準備しています。
毎年、「宵戎」「本戎」「残り戎」の3日間でおよそ8万人の参拝客が訪れる東の宮恵美須神社では、新型コロナウイルス感染予防対策として、「お神楽」や「福引」などの行事は中止とし、境内を一方通行にするということです。また、十日戎の期間をあす(8日)から12日までの5日間とし、分散参拝を呼び掛けています。
そのほか、福笹以外の縁起物のネット販売も実施しており、今月10日まで 受付中だということです。ネット販売についての詳細情報は、東の宮恵美須神社の公式ホームページをご覧ください。