大晦日に除夜の鐘 ことしも岡山の時鐘堂で
2021年01月01日 13時34分
大晦日のきのう(12/31)、和歌山県内の寺院では、除夜の鐘をつく催しが行われました。
和歌山市吹上の岡山の時鐘堂では、和歌山ユネスコ協会主催の除夜の鐘をつくイベント「大晦日の鐘を鳴らそう」が昨夜11時から開かれ、元日のきょう午前1時までに訪れた200人余りが除夜の鐘をついて新しい年を迎えました。
今年は、新型コロナウイルスの感染防止のため、参加者を検温し、鐘をつくために並ぶ列の間隔を空けたほか、参加者が鐘をつくときには、用意したビニール手袋を1人ずつ着用するよう指示していました。
参加した和歌山市内の女性は、「来年はいい年になるよう祈りを込めて鐘をつきました。是非、今年は、新型コロナが早く落ち着いて、いい年になってほしいです」と話していました。
催しを主催した和歌山ユネスコ協会理事の塚田由里子(つかだ・ゆりこ)さんは、「心の中に平和の砦を作ろうというのが和歌山ユネスコ協会の目的なので、鐘をつくことで、コロナに関する偏見など、自分の心の中にもある垣根を取り払い、皆で連携し、穏やかな気持ちになれればと願っています。今年は、新型コロナの新しい薬ができるなど、新しくすべてが入れ替わって良い方向に世の中が変わっていけば」と話していました。