第2回「南海沿線アトツギソン」開催(写真付)
2020年12月14日 06時54分
南海電鉄沿線で家業を継ぐ予定の34歳未満の若手経営者のたまご達が、3日間で、家業を活用して新たに挑戦したい事業を発表する「南海沿線アトツギソン」が開かれました。
この取り組みは、南海電鉄と、大阪府と和歌山県の事業承継ネットワークが共同で主催して、南海電鉄沿線の活気ある企業やワクワクする仕事が増えることで、そこに働く人や暮らす人を増やそうという「沿線企業イノベーション支援」の一環として、去年(2019年)から始まったものです。
南海電鉄沿線か和歌山県全域で、家業を継ぐことになっている34歳未満の若手経営者のたまご達が、グループに分かれて、今月(12月)11日からきのうまでの3日間で、それぞれ家業を元にした新商品や新サービスを企画し、プレゼンテーションを行って、最も優秀なものを審査員が選びました。
最終日のきのうは、ウェブ会議システムを使ったリモートで、紀州漆器技法を用いた新商品のウォームパネルや、抗菌ハンカチが提案されました。
審査の結果、最優秀賞には、大阪市西区で粟おこしを作る企業の跡継ぎ、向井淳(むかい・あつし)さんらのチームが考案した高タンパク・低糖質の「お米プロテインバー」が選ばれ、筋トレブームと健康志向にマッチしたアイデアが高く評価されました。