【新型コロナ】新規4人感染 県内感染者507人に(写真付)
2020年12月07日 19時27分
和歌山県はきょう(12/07)、50代から80代までの男女4人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。これで県内の累計感染者数は死亡した7人を含めて507人となり、現在、入院しているのは71人となっています。
きょう感染が発表された4人のうち、岩出保健所管内に住む70代の無職の女性は、クラスターとなった岩出市高塚の「株式会社メリーマート岩出会場」を先月28日に利用していて、利用者名簿の1人として検査を受け、感染が判明しました。このクラスター関連の感染者は、これで19人となりました。女性に発熱などの症状は出ていません。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、名簿に記載された利用者の中に、PCR検査を拒否する人がいることに言及し、「高齢の方なので、引き続き、説得を続けていますが、いま無症状だからと言って安心ということはないので、是非、検査を受けてほしい」と呼びかけました。
このほか、きょう発表された御坊保健所管内の50代の女性パート職員は、濃厚接触者として受けたPCR検査で、いったん陰性となりましたが、その後、発熱や息苦しさなどの症状が出て再度の検査で陽性が判明しました。先に感染が判明したこの女性の同居家族は、大阪市で友人と会食した経緯がありました。
一方、和歌山市に住む60代の男性会社員は、県外へ出かけたことは確認されていませんが、今月1日から発熱が続き、4日に医療機関を受診してPCR検査を受け、新型コロナウイルスの感染が判明しました。
また、大阪府の高齢者福祉施設に入居する80代の無職の女性も、救急車で和歌山県内の医療機関に運ばれ、検査で陽性が判明したため、県内の感染者としてカウントされます。女性は、運び込まれたときから酸素投与を受けていて、重症です。
和歌山県内で確認された新型コロナウイルスの累計感染者数は、これで死亡した7人を含めて507人となりました。きょう9人が退院したため、現在、入院しているのは71人で、このうち、1人が人工呼吸器を装着した重篤の状態、5人が、酸素投与の必要な重症です。