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無免許運転の県立医大附属病院・紀北分院職員に懲戒免職処分(写真付)

2020年12月07日 19時27分

事件・事故

先月(11月)8日、かつらぎ町内の町道で軽乗用車を無免許運転していた疑いで逮捕された、和歌山県立医科大学附属病院・紀北分院の57歳の男性職員が、きょう(7日)付けで懲戒免職処分となりました。

記者会見で陳謝する県立医大事務局の川口次長(12月7日・和歌山県庁)

県立医大附属病院・紀北分院の課長補佐兼班長の岡田章吾(おかだ・しょうご)容疑者57歳は、先月8日のよる、かつらぎ町丁ノ町(ちょうのまち)の町道で軽乗用車を無免許運転していた疑いで、かつらぎ警察署に現行犯逮捕されました。

県・監察査察課などの調べによりますと、岡田容疑者は2007年5月に酒気帯び運転で免許取消しの処分を受けてそのままになっていたにもかかわらず、逮捕されるまでの間、公私にわたっておよそ4千回にわたって無免許運転を続けていました。

さらに、この間の通勤手当や出張旅費についても、わかっているだけでおよそ75万円を不正に受給していました。岡田容疑者は県の事情聴取に対し「無免許すなわちクビになるのが恐かった。再取得のために教習所に通っても、結局はバレてしまうと思った」と話しています。

県では、公務員にあるまじき不正行為だとして、岡田容疑者に対して、きょう付けで懲戒免職処分を言い渡すとともに、不正に受給した通勤手当と出張旅費の返還を求め、さらに虚偽有印公文書の作成と行使、および詐欺の罪で刑事告発する方針を固めました。

県立医科大学事務局の川口昌彦(かわぐち・まさひこ)次長は「公務員としても社会人としても許せない行為で、新型コロナウイルスの対応で重要な時期とも重なり、県民に申し訳ない」と陳謝し、再発防止に努める考えを示しました。

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