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和歌山県産うめの収穫量が去年より28%減少

2020年11月30日 18時37分

経済

ことし(2020年)の和歌山県産のうめの収穫量は4万1300トンで全国のおよそ6割を占め、56年連続で全国1位となった一方で、作柄の悪かった去年(2019年)よりさらに28%減少したことが、農林水産省・近畿農政局のまとめでわかりました。

それによりますと、ことしのうめは気温が高めに推移したため開花が早まった一方、花の咲いた時期に一時的に気温が下がって、虫による受粉が滞ったため、去年よりも実のなる数が大幅に減少しました。

さらに、4月下旬から収穫期の6月下旬にかけて、雨の量が少なく実太りも進みませんでした。これにより、ことしの10アールあたりの収量が841キロと、31年ぶりに1トンを下回り、収穫量も4万1300トンと、作柄の悪かった去年の5万7500トンよりも1万6200トン下回りました。

全国的にみると、和歌山産の収穫量が1965年以来56年連続で1位となっていて、2位が群馬、3位が福井などとなっています。

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