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【新型コロナ】新たに10人感染 県内感染者446人(写真付)

2020年11月29日 18時30分

福祉・医療

和歌山県はきょう(11/29)、県外在住の大学生らを含む10代から50代までの男女10人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。これで県内の累計感染者数は、死亡した6人を含めて446人となりました。

和歌山県の記者会見

きょう感染が発表された10人のうち、いずれも橋本保健所管内に住む40代のパート職員の女性と50代の歯科衛生士、それに大阪市の専門学校に通う20代の男性は、すべてクラスターが発生したカラオケ大会の参加者と同居している家族で、それぞれ濃厚接触者として受けたPCR検査は陰性でしたが、その後、発熱や咳などの症状が出て再度の検査で陽性が判明しました。

また、岩出保健所管内に住む20代の男性と大阪市に住む10代の男性、それに大阪府内に住む20代の男性は、いずれも県内の大学に通う学生で、今月21日と22日に大学で開かれたイベントに参加し、その後、24日にイベントを開催した学生が集まって和歌山市内の居酒屋で会食していました。県は、居酒屋で会食した18人の学生をはじめ、3人の大学職員を含むおよそ30人のPCR検査を進めています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「詳しくは把握していないが、大学主催のイベントなので、感染防止対策は十分、とられていたと思う」としながらも「若いからといって、感染しないわけでも、重症化しないわけでもないので、大規模イベントの場合は、感染対策をしっかり講じてほしいし、会食の際にも十分、留意してほしい」と呼びかけました。

このほか、きょうは、和歌山市に住む20代の無職の女性が、きのう発表された20代男性の接触者としてPCR検査を受けて陽性となったほか、橋本保健所管内在住で、大阪府内の会社に勤務する30代の女性は、同居家族も大阪府内の会社に勤めていて、職場で感染者が発生しています。

また、東京都に住む20代の男性会社員は、今月27日に羽田から関空経由で和歌山市内のホテルにチェックインした後、友人から感染の報告があり、その後、発熱や軽い腰痛の症状が出たためPCR検査を受け、陽性が判明しました。

大阪府内の自治体に勤務する大阪府在住の30代の地方公務員の男性は、今月27日に発熱などの症状が出て和歌山市内の医療機関を受診して検査で陽性が判明しました。

きょう感染が確認された10人のうち4人は、県外在住者ですが、県内でPCR検査を受けたため、全員、県内感染者としてカウントされます。

県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数は、これで死亡した6人を含めて446人となり、きょう新たに6人が退院したため、現在、入院しているのは、79人となっています。

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