「特殊詐欺被害防止広報大使」にわんだーらんど、県警が再委嘱(動画・写真付)
2020年11月25日 19時41分
和歌山県警察本部は、あとを絶たない特殊詐欺被害の防止を幅広い世代の県民に呼びかけようと、きょう(25日)「和歌山住みます芸人」で和歌山放送パーソナリティの「わんだーらんど」の2人を、引き続き「特殊詐欺被害防止広報大使」に委嘱しました。
わんだーらんどは、おととし(2018年)の11月から2年間の任期で県警から広報大使に委嘱され、今月(11月)任期満了を迎えることになっていましたが、ラジオやテレビを通じて県民の浸透度が高いことなどから、引き続き、特殊詐欺被害防止を呼びかけてもらおうと、広報大使を再び委嘱することになったものです。
きょう午後、和歌山市の県警察本部で、警察官の制服に身を包んだわんだーらんどのたにさかさんと、まことフィッシングさんに、県警の今津太志(いまづ・ふとし)生活安全部長から委嘱状と黄色いたすきが交付されました。
2人は「普段お年寄りにもお世話になっていて、僕ら若い世代がもっとコミュニケーションをとって特殊詐欺の防止を呼びかけられると思います。困ったときは、県警の相談ダイヤル『#9110』番に電話して下さい」と話しています。
このあと2人は和歌山市役所1階の紀陽銀行・和歌山市役所支店に出向き「STOP詐欺 だまされたらあかん」と書かれた2人の写真入りの啓発ポップをATMに貼り付けて、銀行の利用者に注意を呼びかけました。
県警・生活安全部によりますと、ことし(2020年)10月末現在、県内の特殊詐欺の認知件数は26件と、前の年(2019年)の同じ時期より13件減っていますが、被害総額は1億4480万円あまりと、前の年の同じ時期を8千万円近く上回っています。