近畿大、NTTと串本町などで5G実験
2020年11月25日 19時40分
近畿大学とNTTはきのう(24日)遠隔医療支援や完全マグロ養殖マグロの監視に第五世代(5G)移動通信システムを使う実証実験を始めると発表しました。病院間では、繊細な画像を送受信するほか、マグロの監視の実験では、水中ドローンを活用します。
両社はきょう(24日)、5G推進で包括連携協定を締結しました。
遠隔医療の支援の実験では、人材や治験豊富な大規模病院が中小の病院に、診断について助言する仕組みを検証します。
またマグロの監視実験では、串本町の海中にある近畿大学のいけすを利用します。
従来は、海上から目視したり、ダイバーが潜ったりしてマグロの健康や生育状態を確認していましたが、水中ドローンを使って点検します。
近畿大学とNTTは、オンライン授業導入を加速したり、デジタル教材の作成でも協力することになっていて、近畿大学のキャンパスを仮想の都市に見立てて、宅配や掃除をするロボットの実験も検討します。