【新型コロナ】野尻技監・医療福祉関係者に「飲酒を含む会食の自粛を」
2020年11月21日 19時58分
和歌山県内の医療機関や介護施設を中心に新型コロナウイルスの感染が相次いでいることに関連して、和歌山県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、県内の医療・福祉関係者に対し「家族以外の人と、お酒を伴うような飲食は控えて欲しい」と呼びかけるなど、慎重な対応を改めて求めました。
県内では、今週、かつらぎ町の県立医科大学附属・紀北分院の医師や放射線技師などが、和歌山市の県立医科大学附属病院でも看護師らの感染が相次いでいるほか、介護施設関連でも、和歌山市のデイサービス施設「有本の家(ありもとのいえ)」で集団感染・クラスターが発生しています。
県では、紀北分院と医大病院との感染の関連性は低いとしていますが、病院では、入院の新規受け入れや面会の一時停止などを行っています。
野尻技監は、きょうの記者会見で改めて、県内の医療・福祉関係者に家族以外の人との飲酒を伴う会食を控えるよう求めました。
また、近ごろ、高齢者を中心に医療機関での診療が遅れて、肺炎の症状が出てから初めて感染がわかるケースも見られるとして、野尻技監は「今のペースで感染が増え続けると、医療体制のひっ迫も予想されることから、早めの診察をお願いしたい」と呼びかけました。