南海フェリー存続・高野町も協力申し出る

2026年10月20日 18時34分

交通政治

利用者数の減少が続き、再来年(2028年)3月までの事業撤退を表明している南海フェリーの存続問題について、高野町()の平野嘉也()(ひらの・よしや)町長は、四国八十八か所()巡りの結願地()を代表して、和歌山県や和歌山市と連携して存続に向けて協力する考えを表明しました。

存続問題の行方が注目される南海フェリー(和歌山港)

これは、きのう(10月19日)和歌山市で開かれた全県市町村長会議で、平野町長が表明したものです。

フェリー存続に協力する意向を表明した高野町の平野町長

平野町長は、和歌山県の宮﨑泉()知事に対して、物流や防災の観点から南海フェリー存続に向けて動いていることに感謝を述べたのに続き、世界遺産・高野山が四国八十八か所()巡りの結願地()であることから、フェリーの存在が観光の面でも重要な役割を果たしていることを改めて強調したうえで、金剛峯寺()(こんごうぶじ)をはじめとする寺院や宿坊、それに四国八十八か所霊場などにも呼びかけて、県や和歌山市と同じように、フェリー存続に向けて協力する考えを表明しました。

定例記者会見での宮﨑知事(10月20日・和歌山県庁)

これに対し宮﨑知事は、けさ(20日)の定例記者会見で「巡礼ルートの結願地としての重要性を示された。徳島県側にとっても大きなルートであり、高野町も協力する意向を示したので、ぜひそのような方向性で一致協力したい」と歓迎の意向を示しました。

和歌山市の尾﨑市長

フェリーの存続に関して、和歌山市の尾﨑太郎()市長も県と協力する意欲を示しているほか、宮﨑知事も徳島県の後藤田正純()知事と近く協議する方針を示しています。

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