特別展「蘆雪生動」 県立博物館で11日から開催/和歌山
2026年08月11日 14時57分
江戸時代の京都を代表する絵師、長沢蘆雪(ながさわ・ろせつ)が紀南地方の寺院に残した数々の傑作を一堂に集めた特別展「蘆雪生動(ろせつせいどう) ―南紀 無量寺(むりょうじ)への旅―」が、きょう(11日)から和歌山市の県立博物館で始まりました。
長沢蘆雪は、大地震からの再建を果たした南紀を訪れ、串本町の無量寺(むりょうじ)や成就寺(じょうじゅじ)、白浜町の草堂寺(そうどうじ)など、和歌山での初めての大仕事として、およそ180枚の襖絵(ふすまえ)を描き、奉納しました。
無量寺は今年、襖絵をしまってきた収蔵庫を修理することになり、これにあわせて特別展が開催されることになりました。

会場では、和歌山と奈良の5つの寺院に伝わる、蘆雪とその師匠である円山応挙(まるやま・おうきょ)による障壁画など、重要文化財25作品を含む、あわせて45作品、193点が展示されます。
特に、無量寺のすべての障壁画が寺の外で公開されるのは初めての試みで、いきいきとした龍や虎の描写など、和歌山で才能を開花させた蘆雪のダイナミックな筆づかいを間近に鑑賞することができます。
展示は、前期と後期のあわせて4つの期間で入れ替えが行われます。11日から16日までの第一期には、無量寺の代表作である「龍図(りゅうず)襖」と「虎図(とらず)襖」が同時に展示されます。
特別展「蘆雪生動―南紀 無量寺への旅―」は、和歌山市吹上(ふきあげ)の和歌山県立博物館で、来月(9月)23日まで開かれています。
期間中の9月6日には、大阪大学名誉教授の奥平俊六(おくだいら・しゅんろく)さんによる記念講演会が開かれるほか、9月19日は学芸員による博物館講座、それに8月30日と9月13日には学芸員による展示解説も行われることになっています。








