中上健次の自筆原稿、複製が故郷で展示、代表作「枯木灘」/和歌山・新宮市

2026年08月09日 15時44分

歴史・文化

芥川賞作家で1992年に亡くなった中上健次(なかがみ・けんじ)の代表作「枯木灘(かれきなだ)」の自筆の原稿を、遺族が、中上の出身地、新宮市に寄贈し、複製があさって(11日)から展示されます。

「枯木灘」は河出書房新社(かわでしょぼうしんしゃ)の「文芸」に連載された作品で、自筆の原稿は、今年(2026年)5月、会社の倉庫で、1976年11月号の掲載分が見つかりました。400字詰め原稿用紙99枚に書かれ、創作や手を加えた過程が生々しく残っています。

長女で作家の中上紀(なかがみ・のり)さんは、新宮市の中上健次顕彰委員会に寄贈し、その際の記者会見で「原稿は本人そのもののように感じる。ことしは生誕80年です。ふるさとに帰り、ほっとしているのではないか」と話しています。

中上健次の「枯木灘」の自筆原稿の複製は、新宮市の文化複合施設「丹鶴(たんかく)ホール」にある図書館の「中上健次コーナー」で、今月(8月)11日から展示されます。

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