健診未受診、虐待死受け市が対応要領、目視徹底/和歌山

2026年07月12日 13時08分

事件・事故福祉・医療

和歌山市で、去年(2025年)、平流菜(たいら・るな)ちゃん・当時2歳が、両親から暴行を受けるなどして死亡した事件を受け、市が今年(2026年)1月、乳幼児健診を受けない家庭への対応マニュアルを新たに策定したことが、市への公文書開示請求で分かりました。

それによりますと、担当者による目視での確認を徹底し、これまで原則3か月以内としていた受診していない乳幼児の状況確認を「おおむね1か月以内」に短縮、虐待の予防と早期発見を目指すというものです。

健診は、法律に基づいて自治体が実施するもので、和歌山市では4か月、10か月、1歳6か月、3歳の頃にあり、2024年度の受診率は97・1%から98・2%でした。

流菜ちゃんは、4か月健診のあとは受けておらず、担当職員がおととし(2024年)12月に自宅を訪問して目視で確認し、異常はなかったとしています。その後、顎をけがして、低栄養状態となり、去年7月に死亡しました。

保護責任者遺棄致死の罪に問われた両親の裁判員裁判で、母親の菜々美(ななみ)被告26歳は、未受診について「連れて行くと『体重が少ない』と言われるのが
ストレスだった」と説明しました。

検察側は、両親に拘禁刑9年を求刑しており、判決は今月(7月)15日に言い渡されます。

和歌山県も事件を受けて、県内の自治体向けに、初めて未受診の対応方針を通知し、母子保健部門だけではなく、児童福祉部門と連携を図るよう助言しました。

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