オンラインで高度な医療リソースを提供、和歌山県立医大病院が遠隔ICU支援

2026年01月30日 16時00分

災害・防災福祉・医療

橋本市民病院や新宮市立医療センターの集中治療室などと、和歌山県立医科大学附属病院をネットワークで結び、オンラインで、医師の助言が受けられる遠隔医療支援が、今月(1月)20日から始まりました。

遠隔医療支援デモンストレーションの様子

これは、橋本市や新宮市と和歌山市が離れていて、県立医大病院への搬送に時間がかかることや、医療資源の不足を解消するために始められたもので、複数の医療機関を結ぶ遠隔支援は、日本初の取り組みとなります。

きのう(29日)、和歌山市の県立医大・地域医療支援センターで、記者発表があり、橋本市民病院と新宮市立医療センターもオンラインで参加し、遠隔支援のデモンストレーションが披露されました。

遠隔支援では、モニターに患者の様子が映し出されるほか、カルテやバイタルサインなどの情報が共有され、大学病院の医師から的確な診断や助言を受けて、治療などの処置を行うことができます。

実際、今月(1月)21日には、橋本市民病院が遠隔支援を活用し、助言を受けて、患者に対応後、県立医大病院に搬送され、治療が行われました。

記者発表する和歌山県立医科大学病院の井上茂亮教授

救急・集中治療医学が専門の県立医大の井上茂亮(いのうえ・しげあき)教授は「大きな病院が遠かったり、近くに病院がない地域の人たちにも、県立医大の大学病院の医療リソースを可能な限り供給したい」と話しました。

県立医大病院の遠隔支援は、現在、火曜日と木曜日の週2回、日勤の時間帯で行われていますが、今後は、段階的に拡大していく考えで、また、遠隔医療による
支援が受けられる県内の病院も、さらに増やしていきたいとしています。

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