海南窃盗殺人事件、懲役18年の求刑
2026年01月19日 18時50分
海南市下津町の商店主だった父親をハンマーで殴って殺害し店内の現金8万円あまりを盗んだとして、殺人と窃盗の罪で起訴された大道正幸被告の裁判員裁判が、きょう(19日)和歌山地方裁判所で開かれ、検察側は懲役18年を求刑しました。
大道被告36歳は、おととし(2024年)7月、海南市下津町の「大道商店」の店舗で、現金およそ8万円を盗み取った窃盗の罪のほか、父親の正富さんの頭をハンマーで複数回殴って殺害した罪に問われています。
検察側は、店のお金の使い込みが被害者である父親に発覚するのを免れる目的で、身を守ろうとする被害者にかまわず、頭部を狙ってハンマーで少なくとも12回殴打した執拗かつ残忍で悪質な犯行である上に、事前に防犯カメラのレコーダーを取り外して破壊するなど計画的な犯行であったと主張しました。
また被告は犯行当時、現金が必要な状況にあり、犯行後の行動状況が現金を自分のものにするつもりがあった者の行動と整合し、窃盗罪も成立するとして、懲役18年を求刑しました。
一方弁護側は、家族全体が限界の状況であるという異常な事態でおきた家族関係を原因とした家族間での殺人事件であり、窃盗についてもあくまでも強盗に見せかけるためだったとして8年以下の懲役が妥当だと主張しました。
最後に大道被告は、「どれだけ事件当時追い詰められていたとはいえ、あのような方法をとってしまったのは自分の責任だと思っています。しっかり罪を償っていきたい」と述べました。
裁判はきょうで結審し、判決は今月(1月)23日に言い渡される予定です。








