阪和道逆走の男性、嫌疑不十分で不起訴
2025年12月26日 20時40分
和歌山地検は、ことし(2025年)8月に和歌山市の阪和自動車道で逆走したうえで衝突事故を起こし、子供を含む5人に重軽傷を負わせたとして、危険運転致傷の疑いで逮捕した男性をきょう(26日)付けで嫌疑不十分の不起訴処分としました。
男性は、ことし8月10日午前、和歌山市の阪和自動車道下り線を逆走し、走ってきたワンボックスカーに正面衝突しました。
この事故で、男性の車に同乗していた母親が、首の骨を折るなどの重傷を負ったほか、ワンボックスカーに乗っていた子どもを含む4人が軽いケガをしました。
男性は危険運転致傷の疑いでことし9月に逮捕されましたが、その後の調べに対して「事故の記憶は一切ない」と容疑を否認していました。
和歌山地検は、嫌疑不十分の理由について、「諸般の事情を考慮し、被疑者の過失を認定することが困難と判断した」としています。








