女児うつぶせ死で元施設代表保育士、在宅起訴
2025年12月19日 17時39分
おととし(2023年)7月、田辺市の認可外保育施設で生後5か月の女の子がうつぶせのまま意識不明となり、その後、死亡した事故で、和歌山地方検察庁はきのう(18日)、当時の施設の代表を在宅起訴しました。
業務上過失致死の罪で起訴されたのは、田辺市の認可外保育施設「託児所めぐみ」の元代表、西野恵子被告67歳です。
起訴状によりますと、西野被告はおととし7月25日、田辺市の認可外保育施設「託児所めぐみ」で、うつぶせ寝による窒息事故を未然に防止するような環境整備などを怠り、預かっていた当時生後5か月の柴尾心都ちゃんを鼻や口がふさがれたことによる窒息で死亡させた罪に問われています。
国の指導監督基準では認可外保育施設が複数の乳幼児を預かる場合、2人以上で対応するよう規定していますが、この施設では当時保育士1人で乳幼児4人を預かっていて、和歌山県が設置した検証委員会は、国の基準に反して保育士1人で対応することが常態化していたと認定し、「緊急時の対応ができなかったのは明らかだ」と結論付けていました。








