頭におひつ、巫女練り歩き、「ねんねこ祭り」/和歌山・串本町

2025年12月07日 18時53分

イベント歴史・文化

串本町田原(たわら)の木葉(このは)神社できょう(7日)、子どもの成長と五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う「ねんねこ祭り」が行われました。

「ご飯持ち巫女(みこ)」をつとめた地元の小学1年、浜口六花(はまぐち・りっか)さんが、米と餅、サカキを入れたおひつを頭に載せ、着物姿で、神職らとともに練り歩きました。

一行は、神社の拝殿前を出発し、宮司が鈴を一振りするごとに一歩を踏み出すというゆっくりとしたペースで、朝日を拝む遥拝所(ようはいしょ)まで進みました。

社殿では、子どもたちが「ねんねこ、ねんねこ、おろろんよ」と歌いながら舞う「子守り神事」が行われました。

宮司の井谷正守(いたに・まさもり)さん70歳は「子どもが少なくなっているが、参加してくれる地域の子どもたちの力をもらいながら続けていきたい」と
話していました。

「ねんねこ祭り」は、県の無形民俗文化財に指定されています。

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