岸田前首相襲撃、9月に二審判決、26歳男

2025年08月05日 18時13分

事件・事故

和歌山市でおととし(2023年)、岸田文雄(きしだ・ふみお)前総理大臣の演説会場に爆発物を投げ込んだとして、殺人未遂など5つの罪に問われ、1審の裁判員裁判で懲役10年の判決を受けた男の裁判が、きょう(5日)、大阪高等裁判所で開かれました。検察側は控訴棄却を求め、裁判は即日結審し、判決は来月(9月)25日に決まりました。

1審の和歌山地裁判決によりますと、無職の木村隆二(きむら・りゅうじ)被告26歳は、2023年4月15日、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で岸田前首相らが死亡する可能性を認識しながら手製の爆発物を投げて爆発させ、近くにいた警察官と聴衆の合わせて2人に軽いけがをさせました。岸田氏にけがはありませんでした。

1審で木村被告は殺意を否認した上で、選挙制度に不満を持ち、有名な政治家がいるところで注目を浴びて、自分の考えを知ってもらおうとしたと動機を説明していました。

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