JR初島駅舎・まもなく3Dプリンター製待合所に切り替え
2025年07月20日 17時39分
有田市(ありだし)のJR紀勢線・初島(はつしま)駅の駅舎の使用が、あす(7月21日)の終電で終わりとなり、あさって(22日)からは、駅舎のとなりに建てられた、世界で初めてとなる3Dプリンター製の待合所に切り替えられます。
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初島駅の駅舎は1949年(昭和24年)に建てられ、隣接するENEOS和歌山製造所、かつての東燃ゼネラル石油・和歌山製油所の従業員や、近隣住民の通勤・通学などの玄関口として、長く利用されてきました。


現在は、紀伊田辺駅が管理する無人駅となり、駅舎内には自動券売機と、交通系ICカードの簡易端末、待合客用のベンチなどが設置されていて、内装の一部には、地元の子どもたちによるイラストが描かれています。

JR西日本では、駅舎の老朽化により新しい駅舎の建て替えを決め、費用と効率を考慮して、世界で初めてとなる3Dプリンター製の待合所をことし3月、現・駅舎のとなりに設置しました。
3Dプリンター製の待合所は、高さ2・6メートル、広さが10平方メートルの白い建物で、内部を鉄筋コンクリートで補強していて、これまでと同じく自動券売機とICカードの簡易端末を設置しています。

現在の駅舎はあす(21日)の終電以降閉鎖され、秋から冬にかけて解体工事が行われる予定です。








