県立医大などのドクターヘリ、整備士不足で運航一時休止に

2025年07月14日 18時40分

災害・防災福祉・医療

和歌山県立医科大学など、関西を中心とした1府6県の病院を拠点とする、あわせて8機のドクターヘリが、7月から8月の一定期間、運航できない状態にあることが分かりました。委託会社の整備士不足が理由で、救命活動への影響が懸念されます。
運用する関西広域連合によりますと運航を全面的に委託する大阪・堺市の学校法人ヒラタ学園から今月9日「整備士が確保できず、一時的に運航できなくなる」と連絡がありました。ヒラタ学園の説明によりますと和歌山県立医科大学附属病院は今月(7月)9日から15日にかけてヘリの運航が休止する可能性があります。
関西広域連合は国の研究チームが示す基準に沿い、整備士を操縦士の補佐などのために配置するよう求めています。関西広域連合の医療局担当者は「市民や医療スタッフの信頼を損なう重大な事態だ。ヒラタ学園には運航継続を求めていく」と話しています。

ヒラタ学園は「複数の整備士の事情で運航ができなくなっている。人材確保に向けて全力で取り組む」としています。

WBSインフォメーション

投稿を取得できませんでした

WBSショッピング55

投稿を取得できませんでした