【高校野球】大会4日目、粉河・桐蔭・市和歌山が3回戦へ/和歌山

2025年07月13日 17時59分

スポーツ

夏の甲子園をめざす高校野球和歌山大会、4日目のきょう(13日)は、和歌山市の紀三井寺公園野球場で、2回戦3試合が行われ、粉河と桐蔭、それに、市立和歌山が勝って、3回戦に進みました。

第1試合の高野山 対 粉河は、粉河のエース岩本(いわもと)が、絶妙なコントロールで、高野山打線につけ入る隙を与えない好投をみせ、1対0で粉河が完封勝ちしました。

この試合、粉河は、1回裏3番・鯉戸(こいと)の内野安打で、いきなり1点を先取しました。粉河の岩本は、変化球と130キロ半ばのストレートをコントロールよくコーナーに決めて、高野山打線をヒットわずか2本の0点に抑え込み、初回の1点を守り切りました。高野山のエース松井(まつい)も粉河打線を5本のヒットにおさえる力投をみせましたが、打線の援護が得られませんでした。

第2試合の南部高校龍神分校と桐蔭との一戦は、南部龍神の最終回の追い上げを振り切った桐蔭が、5対4で辛くも勝ちました。

桐蔭は、2回表・石上(いしがみ)のレフトオーバーの3塁打で1点を先制し、3回には、内田(うちだ)と石上の連続タイムリーで2点、5回に、7番・古味山(こみやま)のライト前ヒットなどで2点をそれぞれ追加して、前半で5対0とリードを広げました。しかし、6回裏・桐蔭のキャプテンでエースの中尾(なかお)が突然に制球を乱し、満塁のピンチから、デッドボールとフォアボールの2つの押し出しで2点を与え、2年の内田が、急遽、センターからマウンドに上がり、リリーフに立ちました。この内田も、ワイルドピッチで1点を奪われましたが、後続を断ち、5対3の2点差のまま最終回を迎えました。

試合を諦めない南部龍神は、9回1アウトから1年の森川(もりかわ)が、レフト線にヒットを放ち、1点差まで追い上げ、なおも、2アウト2・3塁の一打逆転のチャンスを作りましたが、内田の必死のピッチングで最後を締め、5対4で、桐蔭が辛くも逃げ切りました。

第3試合の紀北工業と市立和歌山の試合は、市立和歌山の3人の投手が力強い投球で、紀北工業打線をヒットわずか1本に抑え、5対0で紀北工業を下し、今春センバツ出場校の実力をみせました。

市立和歌山は3回裏、2番・原田(はらだ)と3番・石山(いしやま)の連続2塁打で2点を取り、4回には2年の津本(つもと)と2番・原田のタイムリーで2点、さらに、5回にも、2年の井上(いのうえ)がスクイズを決めて、前半で、合わせて5点を奪いました。守っては、先発したエースの土井(どい)が、5回まで、紀北工業打線をヒット1本だけに抑え、後半リリーフした左腕、今村(いまむら)と、2年の右腕、丹羽(にわ)もスピードあるストレートで、ヒットを許さず、結局3投手が、紀北工業打線をヒット1本の0点に抑え込み、市立和歌山が5対0で紀北工業を下しました。

この日勝った粉河は、大会9日目(19日)の第2試合で日高中津と、桐蔭と市立和歌山は、続く、第3試合で、それぞれ対戦します。

大会5日目のあす(14日)は、神島 対 田辺工業と、初芝橋本 対 向陽、それに、橋本 対 串本古座の2回戦3試合が予定され、和歌山放送ではすべての試合を実況生中継でお伝えします。

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