和歌山市の今年4・5月の外国人宿泊者数、万博効果で前年同期比8割アップ

2025年07月11日 19時00分

経済

和歌山市内のホテルや旅館に、今年(2025年)4月から5月にかけて宿泊した外国人の数は、2万8千人余りで、前の年の同じ時期に比べ8割アップし、1万4千人増えたことがわかりました。和歌山市が、市内の宿泊施設52か所を調査してわかりました。

宿泊客増を説明する和歌山市の尾花市長

和歌山市によりますと、日本人客を含めた市内での宿泊者は、前の年の同じ時期に比べ、2万2千人増え、外国人宿泊者が、これを牽引した形です。外国人宿泊者の内訳は、中国が最も多く、韓国、台湾と続いていて、アメリカからの宿泊者も700人余りと堅調に伸びています。

和歌山市内に宿泊施設が増えたことも一つの要因ですが、市の調査では、大阪・関西万博の開催に伴う宿泊者が増えているとみられています。これは、万博会場周辺の宿泊施設が混雑していることや宿泊料金が高騰していることで、大阪に比べ、宿泊料金に割安感があり、大阪から1時間圏内にある和歌山市で宿泊するケースが増えたのではないかということです。

市では、万博効果が現れているとみていて、和歌山を訪れる観光客の取り込みに力を入れていくとして、観光ポータルサイトをリニューアルして、サイトの投稿者に、抽選で宿泊割引券が当たるキャンペーンを今月(7月)18日から展開することにしています。

和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、「スポーツや文化的な要素の観光に、いままであまり取り組んでいなかったが、これからは、そうした観光需要も取り組んで行きたい」と話しています。

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