第28回全国菓子大博覧会 和歌山県関連6件

2025年07月02日 14時40分

社会

北海道・旭川市で開かれた第28回全国菓子大博覧会で今年、和歌山県で製造された6件のお菓子が入賞しました。

この博覧会は1911年に始まり、4年に一度、開催していますが、前回は中止で8年ぶりの開催となりました。

観光庁長官賞には、田辺市の菓心富美堂(かしん・ふみどう)の紀州・田辺与力(きしゅう・たなべよりき)、太地町の那智黒総本舗(なちぐろそうほんぽ)の黒あめ那智黒(なちぐろ)、大臣官房長賞に、橋本市高野口町の浪花堂(なにわどう)の女人髙野子宝・おちちまん、優秀金菓賞(ゆうしゅうきんかしょう)に、串本町の紅葉屋本舗(もみじやほんぽ)の本竹皮包み羊羹・本錬(ほんたけかわつつみようかん・ほんねり)、金菓賞(きんかしょう)に、白浜町の株式会社・福菱(ふくびし)のかげろう・柚もなか背中合せが選ばれました。

また、優秀技術賞には、みなべちょうのかつら堂の露あかねロールが選ばれました。

このうち、紅葉屋本舗の本竹皮包み羊羹本錬は、プレミア和歌山で特別審査員賞やモンドセレクションの最高金賞を受賞しています。

紅葉屋本舗の坂井良雄(さかい・よしお)社長は「羊羹をめぐっては、名誉総裁賞、中小企業庁長官賞、技術賞をいただいたことがあり、今回、優秀金菓賞をいただけてありがたい。表面を乾かすことで中に空気が入らず、表面は砂糖が固まってコーティングされ、真空パックに入っているようなもの。昔ながらの羊羹ができた」と話しました。

また、坂井社長は、「1900年から1964年で一度は店を閉じたことがあったが、2005年にレシピがでてきて、我流で作り、2007年1月17日から商品作りに挑戦し、その商品が菓子博で認められるのはありがたい」と意気込んでいます。

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