岩橋千塚古墳群の追加指定答申記念・報告会を7月26日開催
2025年06月24日 18時04分
国の特別史跡に指定されている和歌山市井辺(いんべ)の「岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群」に、このほど、あらたに大谷山(おおたにやま)地区と大日山(だいにちやま)地区の一部を追加指定するよう、国の文化審議会で答申されたことを記念して、来月(7月)学芸員や大学教授らが報告会を開催することになり、参加者を募集しています。

あらたに追加指定が答申された大谷山と大日山の2つの地区には、6世紀後半から7世紀初頭ごろにつくられたとみられる、地区の頭領の墓が点在することがわかり、これらを含む82万平方メートルを特別史跡に追加するよう、答申されました。
これを記念して、古墳群を管理する「県立紀伊風土記(ふどき)の丘」では、7月26日・土曜日の午後1時半から、現地近くのホールで報告会を開くことになりました。
当日は、紀伊風土記の丘の学芸員や、県・文化遺産課の職員、それに、大阪大学の福永伸哉(ふくなが・しんや)特任教授や、文化庁の大澤正吾(おおさわ・しょうご)文化財調査官が参加し、岩橋千塚古墳群の概要や、考古学的な評価、文化財保護法の観点からの考察などを講演します。

紀伊風土記の丘では現在、参加者を募集しています。参加は無料、定員は先着120人で、紀伊風土記の丘のウェブサイトから事前の申し込みが必要です。申込期間は7月18日金曜日の午後5時までです。