貴志駅で、初代たま駅長没後10年祭

2025年06月22日 16時45分

社会

和歌山電鐵・貴志川線の貴志駅・初代ネコ駅長で、10年前に死んだ「たま」の命日のきょう(22日)、駅舎で慰霊祭が行われました。

たま駅長の神前に恭しく参列する小嶋光信社長ら

慰霊祭は、紀の川市にある貴志駅で行われ、駅舎内に設けられた祭壇の前で、神官が祝詞(のりと)をあげ、和歌山電鐵の小嶋光信(こじま・みつのぶ)社長が、ニタマ駅長と共に、玉串を捧げ、たま駅長の霊を慰めました。

また、たま駅長に、県勲公爵(けんくんこうしゃく)・わかやまでナイトの称号を与えた元和歌山県知事の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)さんも、来賓として臨席し、たま駅長が和歌山の観光に寄与し、和歌山電鐵の再生に繋がったと、功績を讃えました。

このあと、ホームにある「たまちゃんの桜」と呼ばれるソメイヨシノの老木の再生のため、せん定された桜の苗木を囲んで、関係者が記念撮影をしました。

挿木に使う枝を前に小嶋社長やニタマ駅長らが記念撮影

この日の貴志駅には、海外からの観光客も多く訪れ、神事の様子を写真やビデオに収めていました。

和歌山電鐵の小嶋社長は、これからも鉄道運行の安全性と未来につないでいけるよう努力していくと、支援を呼びかけていました。

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